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被害者の主張victim's insistence

学校でのいじめとは(3)

2009年02月20日

今年に入り、いじめ自殺者がばたばた出ています。
1月文科省は「自殺の理由はいじめだけではない」といじめは一部みたいに発表しました。埼玉県でのネットいじめ中学3年女子自殺<毎日新聞>で、市教育委員会は「ネットいじめはあったが自殺に結びついたとは考えにくい」としています。昨年、北九州でブログ書き込みで自殺者が出ました。自殺ほう助で刑事告訴しました。私はいろいろサポートしました。記者会見にも立ち会いました。秀猛の判決に必ず安全配慮義務違反を認めた判例の多くは自殺との因果関係をいじめから永久に逃れる手段として自殺すると認定しています。ネットいじめも自殺に結びつきます。
 秀猛が自殺した平成8年ごろ文科省、教育委員会は「命を絶ってはなりません。命の尊さ」を子供達の訴えました。が、私は言いたいのです。子供に命の尊さを教える前に、文科省は先生達に安全配慮義務を守らせなさい、いじめを放置するのではなく、いじめを止めて欲しい、いじめを止めてくれれば自殺する理由はありません。児童、生徒は命の尊さは知っています。秀猛は暴力、暴言、有り金を全部取ら、金を持っていかなかったら、暴力、性的辱しめ、そのいじめから永久に逃れるために自殺しました。
 私の子供の頃は先生は善悪をきっちり教え安全配慮義務を普通に守っていたから、いじめはいじめと捉えていじめを止めていました。だからいじめは継続せずに深刻にはなりませんでした。いじめ自殺者、不登校生はいませんでした。
そもそも、いじめ自殺、不登校と言う言葉がありませんでした。保身の為とは言え、文科省、自民党はこれ以上、児童生徒、教師や学校の責任にすり替えないで欲しいのです。
これ以上国民を苦しませるのはやめてください。
私も国民の一人です。日本が好きです。
だから文科省や政党の事には触れたくはありませんでした。しかし真実を伝えなければ、いつまでも文科省、自民党は国民をだまし続けます。
しかし、民主党が政権をとっても、いじめ問題は変りません。
2007年暮れ、要望書を渡すために民主党にアポを取りました。民主党は「全国いじめ被害者の会に来てもらわなくても、いじめの実態はつかんでいます。民主党としては教育委員会を廃止します」と驚くべき言葉が返って来ました。
この年、北海道のいじめ被害者の方の付き添いで北海道の教育委員会に行きました。報道陣各社が集まってくれました。その中で私は民主党が教育委員会を廃止すると言った事を発表しました。2008年◎◎の教育委員会と話をした折にその話をしたら「私も知っています」と言われました。
 文科省は安全配慮義務を学校に守らせる気持ちはありません。
文科省を正せるのは政治家だけです。間も無く選挙があります。いじめ問題で自民党が安全配慮義務を守らせようと考えていないのは明らかです。民主党は教育委員会を廃止し、トカゲのしっぽ切りをしてごまかそうとしています。民主党は2007年の時点で政権を取ったような口ぶりでした。与党になれば、いじめ問題の責任は民主党にいきます。だから、トカゲのしっぽ切りでお茶を濁すのです。
 今まで一つの政党が過半数を取れば、今までの自民党のように都合がいいのはどんどん法案を通します。民主党が過半数をとっても同じでしょう。NPO法人全国いじめ被害者の会が切望する「安全配慮義務の徹底」は議論さえされないと思います。
自民党40%民主党40%あとは社民党、共産党20%。
とにかく「自民党とあまり変わりない民主党に過半数を取らせることは阻止しないと」と夢の中で考えていました。正夢になるようにと神様に祈りました。
文科省の法律違反の議論をして欲しいと請願書を出しても門前払いになるでしょう。仮に請願書が通っても議論されなければ何の意味もありません。いじめ問題に、必ず日本の政界は正常に戻ってもらいたいと思います。秀猛が自殺して1月22日で13年になりました。鹿川君の葬式ごっこはその10年前です1月下旬みのもんたの「朝ズバ」で「渡り」の話を政治家がしていましたが「30年ぐらい前から問題になっていた」とある議員が言いました。いじめ問題も時を同じくします。自民党の政権に安定した頃です。どの政党が過半数をとっても同じ過ちが起きるでしょう

 次回は文科省、各政党に出した要望書、自民党のファックスと文部科学大臣の会見などについて書きます


☆いじめの相談は、代表 大沢秀明が電話、ファックスで直接受けています。希望によっては学校、教育委員会に代理で交渉します。場合によっては、学校、教育委員会、文部科学省、各政党に直談判に行きます。あなたの家に行きます。講演依頼は早めにお願いします。



NPO法人 全国いじめ被害者の会

〒876-0845
大分県佐伯市内町2-30
代表:大澤秀明

TEL/FAX 0972-23-8372


出版物


”いじめは止められる!”わが子を死なせないための「安心の処方箋」「全国いじめ被害者の会」大澤会長著 発行:エビデンス社 発売:創英社・三省堂書店 1575円
「全国いじめ被害者の会」
大澤秀明 著

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