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被害者の主張victim's insistence

いじめられているのに「いじめは無かった」

2011年09月27日

 いじめられているのに「いじめが無かった」となれば。

1. 1999〜2006年7年間の間いじめ自殺ゼロと文部科学省が発表できたのは、「いじめを無かった」ことにしてきたからこそです。 文部科学省はいじめ件数が少ないことを評価します。本来ならば、いじめがあったら、いじめの継続を断ち切って、いじめが深刻にならなかったことを評価すべきです。いじめが深刻にならなければ、いじめ不登校、自殺者がなくなるからです。それは歴史が物語っています。
2.  いじめがあるのに、いじめが無かったことにして放置すれば、いじめは継続するので、いじめは深刻になり、学校に行けなくなり不登校、適応指導教室、保健室登校、自殺に至ります。
3. 被害者の中で自殺を除いた不登校、適応指導教室、保険室登校の生徒は授業らしい授業も受けられず、そのため、学力がついていないので高校に入学するのもむずかしい。世の中に出ても自信がもてず、ついていけない。その結果、引きこもり、自殺、会員500人の中で2人卒業後、自殺しています。ひとりは大分県で20歳目前の19歳。今年、23歳の青年は宮城県。2人とも、いじめが原因です。毎年、3万人以上の自殺者の何割かは、いじめの後遺症です。
4. いじめ問題は教師の資質ではありません。学校全体で、いじめは無かったことにする文部科学省の責任です。昨年12月、国会議員に陳情、文部科学省に申し入れに行った。ホームページに載っている写真は小学3年の女子生徒、中学2年年の男子生徒はともに学校全体で、いじめは無かったことにされている。中学2年の男子生徒は文部科学省政務三役の笠浩史生に「僕は教師、教頭先生、校長先生に本当の話をしようとしましたが、聞いてもらえませんでした。教育委員会に行っても同じでした。先生たち、学校、教育委員会、大人たちに絶望し、苦しみの中で生きる自信を無くし自殺を決行しました(発見が早く命は取り止めた)と伝えた。聞きもしない、調べることなんてことはしないで、いじめはなかったことになるので、いじめを訴えたこと自体が狂言、嘘を言ったことになるので、いじめられた被害生徒はそれを一番苦しんでいる。わが子を救いたいと頑張れば、保護者はモンスターと言われ学校、保護者から潰されます。
5. 訴える所がない。警察に相談しても学校の問題は学校でという。大人であれば、暴力、傷害で警察に届ければ100%調べるのに。大人たちが助けてくれないから、子供たちは思い悩んでひとり寂しく自殺します。
6. 私の子供のころ、大人はウソつきは泥棒の始まり、と言ってウソをつくことを戒めました。今は、先生、学校、教育委員会、文部科学省、自らがウソを言うので子供の間で、ウソついたら針千本のます、閻魔様に舌抜かれるは「死語」になりました。


NPO法人 全国いじめ被害者の会

〒876-0845
大分県佐伯市内町2-30
代表:大澤秀明

TEL/FAX 0972-23-8372


出版物


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「全国いじめ被害者の会」
大澤秀明 著

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